貯金を頑張るあなたへ。「経済が回らない」なんて気にしないでOKな理由

貯金すると経済が回らないサムネ

貯金・節約を頑張っている人への反論意見として、「みんなが貯金をすると経済が回らない」というものがあります。

これは真実なのでしょうか?
今回の記事では、「みんなが貯金すると経済が回らない」という意見に対して反論をしていきます。

普段貯金を頑張っている人なら、「うんうん、そうなんだよね」と納得してもらえる内容になっていますので、最後まで楽しみながら読んでいってくださいね!

この記事を読むべき人
・経済を回すために貯金はしないべきと考えている人
・自分が貯金することで、経済を回していないと引け目を感じている人

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結論:貯金しても経済は回る

貯金

いきなり結論からになりますが、皆さんが貯金をしても経済はしっかりと回るので安心してください。

多くの方は銀行預金のことを貯金と言っているはずなので、貯金=銀行預金という前提で解説していきますね。(タンス預金は含まないという意味です。)

まず、銀行の役割は「企業や個人にお金を貸すこと」です。
お金を貸すための元本はどこにあるのかというと、みなさんが銀行に預けたお金が元本になっています。

銀行はみなさんからお金を借りたお礼として、預金対して金利を支払います。(2025年4月現在、メガバンクは約0.2%、ネットバンクは約0.2%~0.6%だそうです)

「お金を預かること」が銀行の目的だと誤解している人も多いですが、実は「お金を貸すこと」が銀行の役割なんですね。

重要なのはここからです。
銀行がお金を貸す対象として、「企業の設備投資や運転資金」、「住宅ローンやカーロン」などがあります。

これらは「どちらもお金を使うために銀行にお金を借りる」という点で共通しています。
つまり、経済が回っているということになりますね。

銀行が融資をするためには、みなさんの預金が必要です。
ですので皆さんが貯金を頑張ることで、間接的に経済を回していることになるのです。

貯金することについて、まわりからとやかく言われる筋合いがないことが分かりましたね。

貸出金よりも預金が多ければ経済が回ってない?

鎖

先ほどの意見に対して、「貸出金よりも預金のほうが多ければ、経済は回ってないと言える」という反論も考えられます。

下の図は、銀行の預金・貸出金のデータです。

全国銀行預金・貸出金速報_2025年3月末
一般社団法人全国銀行協会より引用

全国銀行の実質預金を見ると、9,466,018億円(!!)となっており、貸出金は6,081,565億円となっています。
これらの数字は全国の銀行に預金されている金額と、全国の銀行から貸し出されている金額を集めた数値です。

実質預金から貸出金を差し引くと、約340兆円のお金が余っていると言うこともできそうです。

「やっぱり経済を回すために貯金しないほうがいいんだ!」
という意見に対しては、次の項目で反論を行なっていきます。

マクロ経済とミクロ経済は別物

マクロ経済とミクロ経済という用語を聞いたことがあるでしょうか?
ざっくりと説明すると、マクロは大きい物を指すので、「国などの大きな単位での経済状況」、ミクロは小さいものを指すので、「個人や企業などの小さな単位での経済状況」を表します。

そして難しいのが、ミクロ経済を最適化すると、マクロ経済も最適化されるわけではないという部分です。
これを「合成の誤謬」と言います。

例えば個人がお金を使わずに貯めることは、個人的(ミクロ経済的)には最適解です。
ですが国民全員がお金を使わないと消費が滞り、国(マクロ経済的)にはマイナスの影響が出てしまいます。

これは紛れもない事実です。
ですが、はたして個人が国の経済状況に対して責任を負う必要はあるのでしょうか?

たしかにあなたが全く貯金せずに消費をし続けることで、経済を回しているという感覚になれるかもしれません。

ですがやはりミクロ経済とマクロ経済は全く別物ですので、あなたが頑張って消費をしたとしても国の景気が良くなることはありません。
(国という単位に対して、個人の消費量では少なすぎる)

また、もしあなたが一切貯金をせずに消費を続けたとして、国の経済に貢献したから国が生活の面倒を見てくれたりすることはあるでしょうか?
まずあり得ませんよね。(生活保護などの最低限の生活保障は除きます。)

国の経済のためにあなたが犠牲になったとしても、国がそれに対して報いてくれることはありません。
よって、もし仮にあなたが貯金をすることで国の経済が回らなくなったとしても、あなたには全く責任はありません。

あなた自信が幸せになるために、大いに自信を持って節約・貯金をしていきましょう!

最後に

「みんなが貯金ばかりをすると経済が回らなくなって国の景気が悪くなる!」
という意見の一部は正しく、一部は間違っていることが分かりましたね。

預金しているだけでも、間接的に経済に貢献していることになっています。
しかし、2025年時点では預金のあまりが340兆円ほどあるため、これだけのお金が市場に流れず、機会損失を生み出しているということも事実です。

ですが個人ができる消費量などたかが知れているため、あなた一人が貯金したり消費したりしたとしても、国の経済状況にはなんら影響を及ぼしません。

経済を回すために無理に消費をするのではなく、あなた自信の経済状況を向上させるためにこれからも貯金・節約を頑張っていきましょう!

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ABOUTこの記事をかいた人

2024年3月にSEOやリスティング広告等のマーケティング会社を設立。 元サイバーエージェントグループでSEMマーケティングを経験 入社3カ月で社内表彰、コンサルを担当したWEBメディアではPVを約10倍に伸長。 担当したweb広告ではクライアントの在庫が無くなるほどCVを獲得し、 「これ以上は在庫が無くなるので改善しなくて結構です」と嬉しい悲鳴を頂いたことも