こんにちは、侍マーケティングラボの所長です。
外部リンクを貼る時にnofollowという属性を設定できることを知っていますか?
nofollow属性は、外部リンク先のサイトを自社サイトからクロールさせたくない場合に使う属性です。
「それ使う意味ある?」と考えがちなnofollow属性ですが、実はとても重要な属性ですので、この記事を読んで使い方をマスターしておきましょう!
ぜひ最後まで楽しんで読んでいってください!
なおこの記事はGoogle公式の見解を元に分析し作成しています。
nofollowについて

まずはnofollowについて説明します。
nofollow属性はリンクを設定する際に追加で設定できる属性で、「リンク先を自分のサイトからクロールさせたくない」時に使用します。
SEOに攻めと守りの概念があるとすれば、nofollow属性は守りの施策と言えます。
設定方法は簡単で、rel=”nofollow”を<a>タグ中に挿入します。
例としては以下のようになります。
<a rel="nofollow" hlef="https://example.com/XXX">
このnofollow属性を設定することで、検索エンジンに対して「リンク先のページをクロールしないでね」というヒントを与えることができます。
クロールについてよく知らないよ!という方は「クロールについての解説記事」で解説しています!
SEOには必須の知識となってくるため、わからない場合はこちらも合わせて読んでみてください!
何のために使うの?

ここまでの説明では、嫌がらせ目的でしか用途が思いつかない人もいるのではないでしょうか?
ここからは具体的な使い方について説明していきます。
nofollow属性は、「リンクスパムを回避するため」に設定すると覚えておいてください。
リンクスパムとは、検索のランキングを操作しようとしてサイトのリンクを設定する行為を指します。
例えば「外部リンクを貰ったら検索エンジンからの評価が上がるって聞いたから、お金を出して外部リンクを貰っちゃおう!」というのはリンクスパムに該当します。
リンクのみではなくGoogleはスパムに関するポリシーというものをいくつか設定しており、ポリシー違反をしてしまうと検索結果での順位が下がったりします。
運営する際はスパムポリシーに気をつけて運営するようにしましょう。
リンクスパムを回避するために設定するべきポイントについては、下記の3つです。
それぞれ解説していきますね!
- お金を払って設定してもらった外部リンク
- コメント欄のリンク
- 外部リンク先が信用できない場合
外部リンクや内部リンクについてもっと詳しく知りたい方は、「意外と知らない内部リンクと外部リンクについて解説」も合わせて読んでみてください!
お金を払って設定したもらった外部リンク
Googleはランキングを上げることを目的として金銭のやり取りをすることを、リンクスパムに該当するとしています。
具体的にはリンクの設定を購入したり、物品やサービスのお礼として外部リンクを設定してもらうことがリンクスパムに該当します。
とはいえ、外部リンクの購入が全て禁止されているわけではなく、「ランキングを上げることを目的とした」外部リンクの購入が禁止されているのです。
こういった時にrel=”nofollow”属性を設定してあげることで、「ランキング操作の目的でリンクを購入していないよ!」というシグナルを検索エンジンに受け渡すことができます。
もし物品や金銭の授与と引き換えに外部リンクを設定したり、外部リンクを設定してもらう場合は必ずnofollow属性を設定するようにしてください!
コメント欄のリンク
コメント欄にスパムリンクが設定されることも少なくありません。
例えばコメント欄に詐欺サイトへのリンクを貼りまくるスクリプトを作成して、あなたのサイトにも詐欺サイトへの外部リンクが設定される可能性があります。
そういった時にnofollow属性が設定されていないと、詐欺サイトとあなたのサイトが関係あると、検索エンジンに受け取られる可能性があります。
その結果、あなたのサイトまでペナルティを受ける可能性があります。
wordpressを使用している場合、コメント欄に貼られたリンクに対してはデフォルトでnofollow属性が設定されますので安心してください。
もしあなたが自分でサイトをコーディングしている場合は、コメント欄に貼られるリンクにnofollow属性を設定するような仕組みにしておくことをお勧めします!
外部リンク先が信用できない場合
外部リンク先が信用できない場合もnofollow属性を設定します。
「そもそも信用できない場合は外部リンクを設定するなよ!」というツッコミはごもっともです。
そういった場合にどうしても外部リンクを設定する例としては、批判記事を書いたり間違いを指摘する記事を書く場合でしょう。
ある記事に対しての批判記事を書く場合、基本的にその記事を信用していなかったり、その記事は間違っている情報が載せられていることが前提ですよね。
そういった場合にnofollowを設定せずに外部リンクを設定してしまうと、検索エンジンにあなたのサイトと外部リンク設定先のサイトが関係あるとみなされてしまいます。
外部リンク先のサイトの評価が低かったりスパム認定されてしまうようなサイトである場合、あなたのサイトの評価まで低くなってしまう可能性があります。
そういったことを防ぐためにも、信用できないサイトに外部リンクを設定する時にはnofollow属性を設定することを忘れないようにしてください!
こんな使い方はやめよう!

先ほどまではnofollowの使い方について解説しましたが、この項目では「こんな使い方はやめてね」という使い方について説明します。
その使い方とは「全ての外部リンクにnofollowを設定する」ことです。
一時期は「自分のサイトの評価が流出するので、外部にリンクを設定するときはnofollowを設定した方が良い」という説がありました。
サイトの評価は有限で、外部リンクを設定することで水道の蛇口から評価が漏れ出てしまうといった考え方ですね。
この考え方を「リンクジュース」と言います。
シャンパンタワーをイメージしてください。
上の方のグラスにシャンパンを注いでいくと上のグラスから先に満たされていき、徐々に下のグラスにもシャンパンが流れていきますよね。
このシャンパンタワーをサイトに置き換えて考えたものがリンクジュースという考え方です。
検索エンジンからの評価が高いサイトから低いサイトに向かって評価が流されていく、評価はリンクを通じて流されていく。
というイメージです。
外部リンクを設定すると自分のサイトから他のサイトに評価が流されてしまうため、全ての外部リンクにnofollowを設定した方が良いとされていた時期があったのです。
ここまで読んで覚えてくれた人には残念なお知らせですが、このリンクジュースという考え方はGoogle公式が発表しているわけではありません。
ですので過度に信じないようにしてください。
特に全ての外部リンクにnofollowを設定すると、検索エンジンから「このサイトは信用ある情報を載せていない」とみなされる可能性もあり、ランキングが下がってしまう可能性もあります。
ですので本当に必要な場合にのみnofollow属性を設定するようにしてください!
最後に
nofollow属性を設定することはSEO対策において非常に重要ですが、間違えた使い方をしてしまうと逆にあなたのサイトの評価を下げる原因になってしまうこともあります。
全てのサイトに噛みついていく狂犬スタイルのブログであれば、全ての外部リンクにnofollowを設定しても良いかもしれませんが(やったことがないので興味がある人はやってみてください笑)、あくまでも必要最低限度に留めておくようにしましょう!
お疲れ様でした!
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