ポルノ動画の弊害には、薄々勘付いている方も多いのではないかと思います。


など、さまざまな弊害を感じているのではないでしょうか?
今回の記事ではポルノ中毒の弊害について、元中毒者の立場から解説します。
記事の最後にはポルノ中毒から抜け出すためのヒントも載せていますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
ポルノ中毒の弊害は大きく分けて3つ

ポルノ中毒になってしまうことによる弊害は、大きく分けて3つあります。
- やるべきことに集中できなくなる
- 時間を浪費する
- 自己肯定感の低下
です。
それぞれ解説していきますね!
ポルノ中毒の弊害その1:やるべきことに集中できなくなる

ポルノを見続けることで勉強や仕事など、あなたがやるべきことに集中できなくなってしまうというデメリットがあります。
問題的なポルノ利用とエフォートフル・コントロールとの関連という論文には、ポルノ中毒者は自己制御力が低いという研究結果が示されています。
つまり、ポルノ中毒になると「やるべきことをやる」、「やらないべきことをやらない」という能力が低くなってしまうのです。
つまり中長期的に考えると、ポルノを見続けることで、あなたにとって重要な仕事や勉強に集中して取り組むことができなくなってしまいます。
なぜポルノ中毒になると集中力がなくなってしまうのか、「ドーパミン」と脳の仕組みについては、「ポルノ動画があなたに及ぼす悪影響について【論文で解説】」で詳しく解説しているので、こちらの記事も併せて読んでみてください。
ポルノ中毒の弊害その2:時間を浪費してしまう

ポルノ中毒になると、時間を浪費してしまいます。
オーストラリアでの調査によると、ポルノ中毒者と診断された方のAV視聴時間は、毎日5~6時間にも上ると言われています。
参考:ポルノ依存症の恐ろしさとは?AVの見過ぎによるEDのリスクも解説【医師監修】
毎日5時間~6時間もの時間をポルノ視聴に浪費してしまうと、副業や勉強に時間を割くことができませんよね。
生まれ持った物や、使えるお金は人によって違いますが、使える時間はどんな人にとっても平等です。
であれば私たちのような凡人は、人生を変えるために時間を使う必要があります。
もし仮に今あなたが人生に絶望していたとしても、一日2時間でも人生を変えるための行動をしていれば、1年後、2年後にはあなたの人生は好転するはずです。
しかし、あなた自身のためではなく、ポルノ視聴のために5時間もの時間を費やしてしまうとどうでしょうか?
本来あなたがより良くなろうとするエネルギーを、電子の海とティッシュの中に放出してしまうことになります。
人生を良くするために何に時間を使うべきなのか、一度考えてみてください。
人生を変えるために必要な時間については、「【結果を出す】ポルノ禁をして人生を好転させよう!」でも解説していますので、併せて読んでみてください。
ポルノ中毒の弊害その3:自己肯定感の低下

自己肯定感を養うためには、小さな成功体験を繰り返すことが有効です。
仕事がうまく行ったり、スポーツや勉強で結果を出すことで、自己肯定感を高めることができます。
実際に女性とデートをしてみてもいいですね。
これらの小さな成功体験を繰り返すことでセルフイメージが向上し、高い自己肯定感を保てるようになります。
ですが、ポルノ動画を見ているとどうでしょうか?
ポルノ動画を見ているあなたは、他人同士のセックスを見て興奮しているわけです。
そんな自分を客観視して、自己肯定感が高くなるでしょうか?

「他人のセックスを見て興奮している自分」というセルフイメージが出てきてしまうため、自己肯定感は下がってしまいます。
ヴァーチャルな快楽ではなく、現実での成功体験を追い求めることで、高い自己肯定感を持ちましょう
ポルノ中毒から抜け出すためには?


ポルノ中毒から抜け出すためのヒントは、下の3つです。
- スマホを見る時間を減らす
- ポルノを見ないで自慰行為をする
- 意図的に身体を疲れさせる
スマホを見る時間を減らす

暇があるとポルノを見てしまうという人は、スマホを見る時間を減らしましょう。
スマホを見ているとさまざまなコンテンツが、あなたの集中力を奪おうと誘惑してきます。
例えば、インスタグラムで女の子が胸を揺らしながら踊っている動画を見たあとに、ポルノ動画を見たくなった経験もあるのではないでしょうか?
スマホには、このような誘惑が数多く存在しています。
さらに質が悪いことに、誘惑元(女の子の動画)に影響されてポルノ動画を見ることで、女の子の動画を見る=ポルノ動画を見るという脳内回路が出来上がってしまいます。
これを「トリガー」と呼びます。
たくさんの誘惑元に触れることで、ポルノ動画を見るトリガーも増加していってしまいます。
これを防ぐために、あなた自身からスマホを遠ざけましょう。
スマホを見る時間が減れば、トリガーに触れる機会自体が減少するため、結果的にポルノ動画を見ずにすみます。
ポルノを見ないで自慰行為をする

この記事では「ポルノを見るな」と解説していますが、「自慰行為をするな」とは解説していません。
ポルノ禁については「【結果を出す】ポルノ禁をして人生を好転させよう!」でも解説していますが、自慰行為自体を否定している訳ではありません。
もちろん毎日自慰行為を行うことは良くないと思いますが、週に1、2回行う程度であれば健康にも問題ありません。
ですが、自慰行為を行う時に気を付けてほしいことがあります。
それは「ポルノを見ずに自慰行為を行うこと」です。
ポルノ動画はあまりにも刺激が強すぎるため、そういった強刺激のものばかり見て自慰行為を行っていると、現実世界の女性に対して興味が湧かなくなってしまう危険性があります。
また人間は刺激に慣れる生き物なので、普段から強刺激のものばかりを見ていると、次第にそれに慣れてしまいます。
そうなると「もっと刺激が強いものが欲しい」と考えるようになり、違法なコンテンツに手を出してしまう可能性もあります。
高刺激なポルノで頻繁に自慰行為を行うことは、身体にも脳にも良くないため、なるべく控えるようにしましょう。
意図的に身体を疲れさせる

身体が疲れている時に「よし!今日も元気にポルノ動画を見るぞ!」とはなるでしょうか?
なりませんよね。
私の場合、格闘技の練習から帰ってきた後は夜の11時くらいなので、「シャワー浴びて早く寝たい・・・」という感情しか湧いてきません。
このように、身体が疲れていたらそもそもポルノ動画を見ようという気持ちにならないのです。
一週間ほどポルノ動画を見ない生活を送っていれば、毎日ポルノを見ていた頃よりも頭がスッキリして、活力が湧いてくるのがわかるはずです。
身体を疲れさせるためにおすすめなのは「筋トレ」と「有酸素運動」です。
有酸素運動は格闘技やバスケットボールなど、あなたが楽しくできるようなものがおすすめです。
ポルノ中毒を脱するきっかけにもなりますし、身体付きもよくなるので非常におすすめな方法ですよ。
まとめ:ポルノ中毒の弊害を理解し、人生の主導権を取り戻す第一歩を踏み出そう
今回は元中毒者の視点からポルノがもたらす3つの深刻な弊害、「集中力の低下」「時間の浪費」「自己肯定感の低下」について解説しました。
ポルノはあなたの貴重な時間とエネルギー、そして自信を確実に奪っていく、強力な依存性を持っています。
しかしその仕組みと弊害を正しく理解すれば、必ず抜け出すことは可能です。
紹介した3つの対策は、ポルノを遠ざけるだけでなく、あなたの生活に運動や新しい挑戦といったポジティブな習慣を取り入れるきっかけにもなります。
この記事を読み終えた今があなたの人生を取り戻す絶好のチャンスです。
まずはスマホのスクリーンタイムを見直すことから始めてみませんか。