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「合気道は武というよりは舞」、「やらせでしょ?」
格闘家や護身術を求める人は、合気道にこのようなイメージを持っている方も多いでしょう。
正直にいうと合気道初段を持ち、かつ総合格闘技のリングに上がっている私から見ても、それは正解です。
結論から言えば、道場の形稽古だけで暴漢を制圧するのはほぼ不可能です。
しかし、それでも私は合気道を続けていますし、MMAの試合中に「合気道をやっていて良かった」と救われた瞬間が何度もあります。
今回は、合気道有段者でありながらガチの殴り合い(MMA)に身を投じる私が、「合気道は本当に意味がないのか?」という問いに、忖度抜きの本音でアンサーを返します。
護身のリアルから、実戦格闘技での有用性まで。
この記事を読み終える頃には、あなたの合気道に対する見方は少しだけ変わっているかもしれません。
合気道を習って意味はあるのか?

「合気道って意味あるの?」という質問はかなりざっくりしています。
というのも、期待する「合気道をやる意味」が人によって異なるからです。
質問者が期待する「合気道をやる意味」には、「合気道を習ったことによる効果」という文脈が含まれています。
ここでの「合気道を習ったことによる効果」というは下の3つに分類されると思います。
- 護身術的な効果があるのか
- 格闘技的な効果があるのか
- 日常生活での効果があるのか
この記事では上記3つの効果について、それぞれ考察していきますね。
(男の子なのでこういう考察は大好き)
護身に合気道は使えるか?

結論から言うと、護身には役立ちません。
ですが、これは一般的な意味合いでの護身です。
例えば女性が男の人に絡まれた時に、合気道の技を使って男の人を倒せるかどうか?
これは99%無理です。
合気道の技術体系は立ち関節と投げ技、固め技によって構成されています。
この中の立ち関節(例:二教)が非常に難しいです。
関節技はしっかりと手順を踏まないとかからない上に、立ち関節では相手のコントロールが難しいため、無理やりかけるというのも難しいです。
固め技(例:一教)については相手を地面に倒した状態で使う技なので、まずは相手を投げる必要があります。
また、本来固め技は止めを刺すまでの繋ぎの技なので、護身目的で選択するべき技かと問われれば、正直微妙です。(警察が来るまで固め続けられれば別)
投げ技(例:四方投げ)ですが、これは割と現実的だと思います。
ただし、しっかりと練習している前提です。
このように、合気道の技術体系の中で、相手を倒すために有効な技は投げ技しかないと考えられます。
しかし、合気道の道場では形稽古がほとんどで、実戦形式の練習を行うことが少ない(無い)ため、動きの中で相手を投げる練習をしていない方がほとんどです。(私も含めて)
相手よりフィジカルで優っていれば、強引に投げることも可能ではありますが、そのような人はわざわざ合気道を習う必要も無いでしょう。
合気道が役にたつ護身とは?
ここまでは皆さんが普段イメージするであろう護身ですが、武道的に重視される護身では合気道は大いに役に立ちます。
武道的に重視される護身は、「そもそも危険な状態にならないこと」です。
護身術の意味合いは「自分の身を守る」ことです。
つまり、危険なところにはそもそも行かない、暴力を振るってきそうな人には近づかない。
これも立派な護身なわけです。
合気道において最強の技は「自分を殺しに来た相手と友達になること」だと言われています。
現代で殺し屋がいるかはわかりませんが、少なくとも友達になれば殺されることはありません。
友達になってしまえば、どんな強い相手でも無力化することができます。
これはビジネスにおいても非常に大事です。
無闇に敵をつくるのではなく、うまく周りを味方につけて戦って行く。
強い競合も、味方に引き入れてしまえば頼もしい味方になります。
現代日本で腕力が試される場面はそうそう無いので、こういった処世術を使ってサバイブして行くといいうのが、現代版護身術に求められる役割なのでは無いでしょうか?
(魅力的なトークや見た目で相手を味方につける武道があっても面白そうですね。)
格闘技に合気道は使えるか?

次に、「合気道は格闘技に使えるかどうか」を考察していきます。
結論から言うと一部の技術は使えます。
前提として、合気道の技術は「立ち関節」「投げ」「固め技」の3つがメインかつ、カウンター型の技術体系になっています。
このうち、「立ち関節」を相手にかけることはなかなか難しく、「固め技」も、総合格闘技においてはポイントになりづらいため、試合の中で使うことは難しいと思います。
(固め技を使える状況なら、普通にバックやマウントをとってパウンドか極めに行った方がいい)
合気道の投げ技は、道着を着ていなくても使用できる技がほとんどのため、総合格闘技においても使えるポテンシャルはあると思います。
(ちなみに私のレベルでは無理です)
私が個人的に一番役に立ったと感じているのは、「打撃や掴みを読む力」です。
合気道では相手がパンチをしてきたり、手首を取ってくることに対して技をかけていきます。
例えばパンチの威力を流して、その流れで技をかけたりするのですが、これをそのまま試合で行うのは難しいです。
しかしパンチをパリングしたり、ステップで躱すくらいであれば十分に可能です。
合気道をやっていたことで打撃や掴みに対する感度が高くなり、カウンターを合わせたり、攻撃を躱す能力が上がっているような気がしています。
合気道は日常生活で役にたつか

最後に、「合気道は日常生活で役にたつか?」という疑問を考察していきます。
日常生活で役にたつ場面は、「ダイエットに役立つ」「モテる」「女の子の手を触れる(真剣に取り組んでいる方、ごめんなさい)」の3場面くらいだと思います。
ダイエットに役立つ?
もしあなたが運動不足で、ダイエットを始めたいのであれば、合気道はダイエットに間違いなく役立ちます。
柔術やキックボクシングもダイエットには役立ちますが、おじさんと汗だくで抱き合ったり、怖い兄ちゃんと殴り合うのなんて嫌ですよね。(実際はそんなこと気にしてる暇なんてありませんが・・・)
合気道は女性や高齢者でも始めやすい武道なので、そのへんが心配な方には最適です。
女性にモテる?
モテるかどうか?
これは人によると思います。
道着と袴姿でモテる・・・
これは確かに一理あります。
道着+袴を着ていれば3割り増しでモテるでしょう。
「よし!大学では合気道部に入ろう!」
と思ったあなた、少し待ってください。
道着+袴効果でモテることができる人は、何もしなくてもモテます。
もっといってしまえば、サッカーやバスケをした方がモテると思います。
モテにおいて、合気道には致命的な弱点があります。
それは「試合がない」ことです。
「こんど試合があるから応援しにきてよ」
という誘い文句が使えません。
「今度演舞会があるから見にきてよ」
・・・怪しい宗教でもやってんのかと思われて引かれます。
モテたい人は、おとなしくサッカーかバスケをやりましょう。
女の子の手を触れるか?
個人的に、合気道をやっていて日常生活で役に立ったことはこれです。
(真剣に取り組んでいる方はほんとにごめんなさい)
飲み会などの場面で、「帰りに襲われたらどうするか?」という話題になる場面は意外と多いです。
そういった時に、「俺、合気道の段持ってるよ?(地獄のミサワ風)」と、護身術の達人のように会話のイニシアチブを獲得していくことができます。
さらに、「こう掴まれたらこう」と、技を教えるふりをして、さりげなく女の子の手を触ることもできます。
読み返すと最低ですが笑
最後は話がそれましたが、合気道を学ぶことで、いろいろなメリットがあると言うことですね。
まとめ:合気道は意味なく無い!
いろいろ語ってきましたが、合気道を学ぶことは決して無駄ではありません。
確かに合気道の技術を使って暴漢を撃退することはできないかもしれませんが、これはボクシングでもブラジリアン柔術でも同じです。
クローズドガードに入ったとしても実際は床に叩きつけられるかもしれませんし、ボクシングが上手くても相手が2mで120kgの大男なら勝てません。
(ちなみに相手が武器を持っていたら何をやっていても無理)
何をやっていてもルールなし、素手での戦いでは体が大きくて頭のネジが外れている人間には勝てないので、「そもそも危険な状況にならない」ことを心掛けることの方が合理的だと思います。
そういった意味で、合気道を学ぶことはあなたの人生に大いに役立つのでは無いかと思っています。






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